2018年3月22日 木曜日 19:00~21:00
第16回 寺子屋@北九州 – 能楽師・安田登氏 –

安田登さんの「寺子屋@北九州 (16)」を開催します。
待望の安田登さんの寺子屋が開催されます。約1年ぶりの寺子屋です。超!超!多忙な安田先生は、2月末に「イナンナの冥界下り」のヨーロッパ公演を終えたばかりですが、帰国後も休む間もなく全国を行ったり来たりと飛び回っておられます。そのような中、スケジュールの合間を見つけていただき北九州寺子屋を開催していただく運びとなりました。
参加された方は覚えていますでしょうか?前回の寺子屋では、「シンギュラリティ」についてのお話でしたね。歴史上において人類は何度かのシンギュラリティを経験しているというお話。記憶の三層についてのお話では、陳述記憶=エピソード記憶、陳述記憶=知識、非陳述記憶=技能があり、例として「ロンドンのタクシー運転手とバス運転手」のお話がありました。また、楔形文字やシュメール語に見られるエピソード記憶についての話や、孔子の時代にみられるシンギュラリティを論語から読み解くお話で、時間や論理について、中でも「仁」についてお話をしていただきました。
このように前回の講義をまとめても一体どんな話だったのかよくわかりませんね。しかし、安田登さんの寺子屋は、毎回このような感じなのです。なんで、俗に言われる「2045年問題」であるシンギュラリティ(技術的特異点)の話が、このような話になるのかが、とても不思議です。しかしながら、人工知能(AI)の話も米国の未来学者レイ・カールワイルの話もでてくるから、これまた不思議です。それ以上に、なぜ能楽師である安田登さんがそんなお話をするのか、これがまたとても不思議なことであり、寺子屋の楽しさでもあります。
毎回のことですが、知らず知らずのうちに摩訶不思議な世界へ引き込まれていくのが、寺子屋です。
そんな寺子屋@北九州ですが、今回もどんなお話が聞けるのか今から楽しみです。テーマについては、当日までのお楽しみ!リピーターの方も初めての方も何方でも参加自由です。お気軽にお立ち寄りください。さあ、寺子屋@北九州の開講です!
そもそも、「安田登って誰?」「能って知らない」「寺子屋って何?」って思われる方もいらっしゃるかもしれません。我々も安田登さんを一言で説明できるものではありません。また、寺子屋で何を学ぶかを定義することもできません。しかし、一度でも安田登さんのお話を聞かれた方は、次もまた聞きたくなるそんなお話が聞けるところです。毎回テーマを持ってお話をして頂くのですが、どんどんいろんなお話に広がり収拾がつかないように思えるのですが、しかし最終的にはテーマに戻ってしっかりとまとめられる。例えば、孔子が生きていた時代の文字である古代象形文字から読み解く論語の話から、シュメール語やアッカド語の話になり、松尾芭蕉の奥の細道や夏目漱石、小泉八雲の話になりながらの数学の話になり、仏教の話をしているかと思えば、宇宙の話になりながらブラックホールや相対性理論、量子力学の話になる。どんなに広がってもそれらはすべて繋がっているという、はちゃめちゃというか摩訶不思議としか言いようの無い、それが安田ワールドであるこの寺子屋@北九州の良いところです。参加される方は、ニュートラルな心持で来場して頂き、何かしら不思議な気分と何となく判ったような気持ちの中に残るモヤモヤ感、しかしながら清々しい清涼感を持ち帰って頂きます。さぁ、ご一緒に、安田ワールド満載の至福の時間を堪能しましょう。
安田登
能楽師下掛宝生流のワキ方、大学時代に中国古代哲学を学び、20代前半で漢和辞典の執筆に携わる他「論語」などを孔子の時代の漢字で読み解くなどの寺子屋を、東京を中心に全国各地で開催する。
また公認ロルファー(米国のボディワーク、ロルフィングの専門家)として各種のワークショップも開催している。
最新刊に「肝をゆるめる身体作法」「日本人の身体」の他「あわいの力」「能に学ぶ和の呼吸法」「身体感覚で論語を読みなおす」「本当はこんなに面白いおくのほそ道」など多数。
日時 | 3月22日(木)19時00分〜21時00分 |
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場所 | 社会起業大学・九州校 北九州市小倉北区魚町4-3-8 モナトリエ2F (Google マップで見る) |
会費 | お賽銭(参加のみなさんのお気持ちで) |
お問い合わせ | 社会起業大学九州校:093-513-0003 |
備考 | 当日参加もOKです。 今後も定期開催を予定しています。今回参加できない方は、次回お申し込みください。 |
寺子屋@北九州 参加申込フォーム
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