2017年3月17日 金曜日 19:00~21:00
第15回 寺子屋@北九州 – 能楽師・安田登氏 –
安田登さんの「寺子屋@北九州 (15)」を開催します。
前回の寺子屋では、『大盂鼎(だいうてい)』銘文を読んでみる。金文で書かれた大盂鼎を、文節ごとに受講者それぞれが想像し、考えて、読み解いてみました。
金文を書いて、現代の漢字を考えて、皆で読む。なんて、恐ろしい講座なんでしょうか。しかし、意外と想像がつく!眺めていると、今の漢字に見えてくるから、あら不思議。
「その九月の王……」みたいな、何だか読める。この字が、「在」、「宗」、「祝」ではなく「祀」、「開」…… なんて考えて、驚きながら学びました。
中国の周の時代の大盂鼎を読みながら、この時に論理が生まれ、 時が生まれ、この時代に「小学」があったことがわかる。なんてことを読み解きました。
なんだか楽しい!! 毎回のことですが、知らず知らずのうちに摩訶不思議な世界へ引き込まれていくのが、寺子屋です。
そんな、寺子屋@北九州ですが、もう15回目を数え、3月も開催します。今回もどんなお話が聞けるのか楽しみです。テーマについては、当日までのお楽しみ!リピーターの方も初めての方も何方でも参加自由です。お気軽にお立ち寄りください。さあ、寺子屋@北九州の開講です!
そもそも、「安田登って誰?」「能って知らない」「寺子屋って何?」って思われる方もいらっしゃるかもしれません。我々も安田登さんを一言で説明できるものではありません。また、寺子屋で何を学ぶかを定義することもできません。しかし、一度でも安田登さんのお話を聞かれた方は、次もまた聞きたくなるそんなお話が聞けるところです。毎回テーマを持ってお話をして頂くのですが、どんどんいろんなお話に広がり収拾がつかないように思えるのですが、しかし最終的にはテーマに戻ってしっかりとまとめられる。例えば、孔子が生きていた時代の文字である古代象形文字から読み解く論語の話から、シュメール語やアッカド語の話になり、松尾芭蕉の奥の細道や夏目漱石、小泉八雲の話になりながらの数学の話になり、仏教の話をしているかと思えば、宇宙の話になりながらブラックホールや相対性理論、量子力学の話になる。どんなに広がってもそれらはすべて繋がっているという、はちゃめちゃというか摩訶不思議としか言いようの無い、それが安田ワールドであるこの寺子屋@北九州の良いところです。参加される方は、ニュートラルな心持で来場して頂き、何かしら不思議な気分と何となく判ったような気持ちの中に残るモヤモヤ感、しかしながら清々しい清涼感を持ち帰って頂きます。さぁ、ご一緒に、安田ワールド満載の至福の時間を堪能しましょう。
安田登
能楽師下掛宝生流のワキ方、大学時代に中国古代哲学を学び、20代前半で漢和辞典の執筆に携わる他「論語」などを孔子の時代の漢字で読み解くなどの寺子屋を、東京を中心に全国各地で開催する。
また公認ロルファー(米国のボディワーク、ロルフィングの専門家)として各種のワークショップも開催している。
最新刊に「肝をゆるめる身体作法」「日本人の身体」の他「あわいの力」「能に学ぶ和の呼吸法」「身体感覚で論語を読みなおす」「本当はこんなに面白いおくのほそ道」など多数。
日時 | 3月17日(金)19時00分〜21時00分 |
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場所 | 社会起業大学・九州校 北九州市小倉北区魚町4-3-8 モナトリエ2F (Google マップで見る) |
会費 | お賽銭(参加のみなさんのお気持ちで) |
お問い合わせ | 社会起業大学九州校:093-513-0003 |
備考 | 当日参加もOKです。 今後も定期開催を予定しています。今回参加できない方は、次回お申し込みください。 |
寺子屋@北九州 参加申込フォーム
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