2015年9月21日 月曜日 19:00~21:00
第8回 寺子屋@北九州 – 能楽師・安田登氏 –
前回は、今秋に予定している語りと人形の会のために、高見芸術祭公演前 プレ・ワークショップと題して、本番の会場である高見神社の社務所で、ワークショップを開催します。10月の高見芸術祭では、『人形、能、浪曲 「怪談が結ぶふたりの文豪」
- 小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)と夏目漱石 - 』を公演して頂く予定です。能楽師・安田登さん、浪曲師・玉川奈々福さんに加えて、人形(ひとかた)師・百鬼ゆめひなさんによる等身大人形の「舞」という豪華な構成です。
公演に先立ち、参加頂く皆さんには事前に予習をしていただき、本番の公演を200倍楽しんで頂きたい!との想いから、ワークショップ形式の予習の会を開催します。また、今回は高見神社で開催するため、寺子屋ってネーミングも少し可笑しいので、高見芸術祭公演前 プレ・ワークショップとさせていただきました。
本編の内容は次回の告知でさせて頂きますが、能楽師・安田登さんによる「語りと仕舞」、人形(ひとかた)師・百鬼ゆめひなさんによる等身大人形の「舞」、浪曲師・玉川奈々福さんによる「語りと三味線」の異色のコラボレーションです。このような形で、日本の伝統芸能が共演するのもめったにないことですが、それ以上に、譜面もない、指揮者もない、ただそれぞれの間合いと息遣いで、織りなされる舞台というのは、日本の伝統芸能だからこそできる真骨頂です。まさに神秘的な「場」を生み出して、日本人が生まれ持った身体的感覚で感じることの出来る「時」を体験して頂きます。
そこで、今回のプレ・ワークショップでは、能楽師・安田登さん、人形(ひとかた)師・百鬼ゆめひなさん、浪曲師・玉川奈々福さんが事前に現地入りされて、直接、本番前の見所や、掛け合い、間合い・・・などなど、本番を200倍楽しむためのお話をして頂ける事になっています。
是非、本番前のこのワークショップへ参加頂き、10月の高見芸術祭を堪能してみませんか?!お待ちしています。
安田登
能楽師下掛宝生流のワキ方、大学時代に中国古代哲学を学び、20代前半で漢和辞典の執筆に携わる他「論語」などを孔子の時代の漢字で読み解くなどの寺子屋を、東京を中心に全国各地で開催する。
また公認ロルファー(米国のボディワーク、ロルフィングの専門家)として各種のワークショップも開催している。
最新刊に「肝をゆるめる身体作法」「日本人の身体」の他「あわいの力」「能に学ぶ和の呼吸法」「身体感覚で論語を読みなおす」「本当はこんなに面白いおくのほそ道」など多数。
玉川奈々福(たまがわ・ななふく)
浪曲師・曲師。1994(平成6)年10月、日本浪曲協会主宰三味線教室に参加。1995(平成7)年7月7日玉川福太郎に入門。師の勧めにより2001(平成13)年より浪曲師としても活動。2004(平成16)年「玉川福太郎の徹底天保水滸伝」全5回、2005(平成17)年「玉川福太郎の浪曲英雄列伝」全5回プロデュース。2006(平成18)年本橋成一監督作品『ナミイと唄えば』出演。同年12月、芸名を美穂子から奈々福に改め名披露目興行を行う。さまざまな浪曲イベントをプロデュースする他、自作の新作浪曲も手掛け、他ジャンルの芸能・音楽との交流も多岐にわたって行う。
飯田美千香(百鬼ゆめひな)(ひゃっき・ゆめひな)
人形師。鹿児島出身。97年 百鬼どんどろに入団、
岡本芳一に師事。等身大人形の製作を学びながら、ヨーロッパを中心とした数多くの海外公演に団員として随時同行し様々な国の舞台創作表現に触れる。98年 初舞台、01年独自のユニット〈夢人形ひいな〉を立ち上げ自作の人形や面で 処女作『雛がたり』発表。地元の能舞台でのレギュラー上演開始。06年 どんどろから独立。人形製作・操演以外に作劇・演出を担当。09年、能の「隅田川」をベースにした演目『笹法子』を発表し、ドイツのフェスで好評を博す。2010年 師匠、岡本芳一の没後、屋号を「百鬼ゆめひな」と改め拠点を東京から信州伊那谷に戻す。11年 『うつ神楽』、2012年『曼珠沙華』発表、2013年 2月には初の米国公演、3月トルコ公演、同年『花残月』、『化身』 ユニット業(ごう)で『六花』『狢穴の話』発表。14年11月には石清水八幡宮(京都)御本殿にて奉納上演を務める。この他国内各地で公演し、TV・映画に出演するなど活躍の場を広げている。
日時 | 2015年9月21日 月曜日 19:00~21:00 |
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場所 | 高見神社 社務所 北九州市八幡東区高見1丁目1 |
会費 | お賽銭(参加のみなさんのお気持ちで) |
お問い合わせ | 社会起業大学九州校:093-513-0003 |
備考 | 当日参加もOKです。 今後も定期開催を予定しています。今回参加できない方は、次回お申し込みください。 |
寺子屋@北九州 参加申込フォーム
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